2022.11.07
フレッツ光で一番得する契約方法は?プロが選ぶおすすめプロバイダー3選
このページではフレッツ光でインターネット回線を検討、インターネットプロバイダーを探されている方を対象として、全国のフレッツ光のネット回線を比較分析して選び方やおすすめプロバイダーを紹介しています。
KDDIグループ企業で勤務していたインターネットプロバイダー(ISP)の元社員。これまで10社以上のモバイルWiFiを利用した経験も踏まえて光回線やWiMAX、ポケットWiFiなどのお得な契約方法と便利な使い方を発信中。
同じ光回線でNTTフレッツ光の競合にあたる、auひかりやソフトバンク光、ドコモ光をご検討の方はそれぞれのページでご確認ください。
フレッツ光のプロバイダー選びで最も重要なこととは?
NTTのフレッツ光を選ぶ前にご自身が希望するインターネット環境として一番合っているかどうか確認することが重要です。
KDDIの「auひかり」やソフトバンクの「ソフトバンク光」、同じNTT系列の「ドコモ光」と比較してフレッツ光は中立的な立ち位置にあります。
各社利用者が持つ携帯電話とかけあわせた料金プラン、割引キャンペーンが行われているのに対し、フレッツはどこの携帯電話を使っていても特にキャンペーンで損得など変わりません。
一部のプロバイダーでauの携帯電話を持っている人にスマホ料金が安くなるキャンペーンを行ってはいますが、基本的にはインターネット回線そのものが安くなるかどうかのキャンペーンが主体となっています。
フレッツ光を選ぶポイントとは?
加えて無線LANルーターやサポートサービスが無償で受けられるなど、料金とサポートなど全体としてご自身に合ったサービスとなっているか比較して選ぶことも重要です。
この他、料金の安さだけでなく、電話やテレビも使うかどうかといった、自宅での使い方によって理想的なプロバイダーかどうか見極める必要があります。
フレッツ光の選び方
居住地域はどっち?東日本 or 西日本でNTTの管轄は異なる
NTTは東日本地域と西日本地域で会社を完全に分けているためフレッツ光の契約も同様に異なります。
公式サイト、代理店、プロバイダー直販など、どこで契約するにしても東日本か西日本かは選ぶことになりますので、際どい地域の方は念の為ご確認ください。
後ほど解説しますが、プロバイダーとフレッツがワンストップで提供される「光コラボレーション」型のサービスにおいては地域はそれほど意識する必要はありません。
NTT東日本のエリア、サービス利用可能な都道府県一覧
以下の都道府県にお住まいの方はNTT東日本の管轄となります。
東日本の管轄都道府県 | |
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北海道 | 北海道 |
東北 | 青森・宮城・岩手・山形・秋田・福島 |
甲信越 | 新潟・長野・山梨 |
関東 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬 |
NTT西日本のエリア、サービス利用可能な都道府県一覧
以下の都道府県にお住まいの方はNTT西日本の管轄となります。
東日本の管轄都道府県 | |
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北陸 | 福井・石川・富山 |
東海 | 愛知・岐阜・三重・静岡 |
関西 | 兵庫・京都・滋賀・大阪・奈良・和歌山 |
中国 | 島根・鳥取・岡山・山口・広島 |
四国 | 愛媛・香川・高知・徳島 |
九州・沖縄 | 福岡・大分・宮崎・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・沖縄 |
戸建て or マンション
フレッツは回線を引きたい居住のタイプによっても申し込みの条件の一つとなってきますので注意が必要です。
「戸建てタイプ」の具体的な条件は3戸以下の住居に住む場合に適用となります。通常3戸以下の住居というのは、一般的な戸建て住宅に加えて、二世帯住宅も含まれます。
「マンションタイプ」は通常総戸数が4戸以上の住居が適用となります。通常のアパートやマンションも通常こちらに該当します。
公式サイト、代理店含め、どこで契約するにしても戸建てかマンションかを申し込みの段階で選択する必要があり、それぞれ料金が異なりますのでご注意ください。
通常、マンションのほうがフレッツ光の料金は安く設定されており、広告を見て「月○○円~」といった表記で一見安く見えるものでも戸建ての場合はマンションよりも少し価格は高いので、その点は認識しておきましょう。一般的に1.3倍程度の料金差があります。理由はフレッツやプロバイダー側の工事と回線提供に関わるコストの問題で戸建てのほうがよりコストがかかるため少し料金は高く設定されています。
マンションタイプでも同じマンション内の契約数に応じて料金がプラン1、プラン2などと分かれており、同じマンションで16契約以上ないと一番安い料金にならず、同じマンションでフレッツの利用者が少ないと戸建ての料金とほぼ同等の金額となるなど条件によって料金が異なることもあるので注意が必要です。
契約プランは基本5プラン+光コラボの6種類
フレッツ光では現在、5種類のプランが用意されています。それぞれ料金や速度に違いがあるのでインターネットの利用の仕方次第や料金を踏まえて選ぶ必要があります。フレッツ光ネクストが基本的なフレッツの光回線となっています。
フレッツ光の種類
- フレッツ光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション スマートタイプ
- フレッツ光ネクスト ギラライン
- フレッツ光ネクスト ハイスピード
- フレッツ光ライトプラス
- フレッツ光ライト
- 光コラボレーション(プロバイダー契約)
それぞれのプランで異なる点は料金と速度の違いが主です。以下、それぞれ解説します。
フレッツ光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション スマートタイプ
フレッツ光ネクストのギガファミリー、ギガマンションのスマートタイプの基本的な特徴としては以下の通りです。
ギガファミリー/ギガマンションの特徴 | |
---|---|
通信速度 | 下り概ね1Gbps |
基本月額料金 | 戸建て:通常5,700円+プロバイダー料 マンション:通常3,350円~+プロバイダー料 ※キャンペーンにより割引あり ※マンションタイプは契約数により料金の変動あり |
主なキャンペーン | 無線LAN、WiFiルーターのレンタル有り(月額料金にレンタル料込み) |
フレッツ光で通常はこのプランになります。ただし、地域によって選べないこともありますので、その場合は以下のライトなどのプランとなります。
フレッツ光ネクスト ギガライン
フレッツ光ネクストのギガラインの基本的な特徴としては以下の通りです。
フレッツ光ネクスト ギガラインの特徴 | |
---|---|
通信速度 | 下り概ね1Gbps |
基本月額料金 | 戸建て:通常5,400円+プロバイダー料 マンション:通常3,050円~+プロバイダー料 ※キャンペーンにより割引あり ※マンションタイプは契約数により料金の変動あり |
無線LAN、WiFiルーターのレンタルは無しとなります。必要に応じてご自身で用意することになります(無くてもネット接続は可能)。
フレッツ光ネクスト ハイスピード
フレッツ光ネクストのハイスピードの基本的な特徴としては以下の通りです。
フレッツ光ネクスト ハイスピードの特徴 | |
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通信速度 | 下り概ね200Mbps ※光配線方式の場合 下り概ね100Mbps ※VDSL配線方式、LAN配線方式の場合 |
基本月額料金 | 戸建て:通常5,200円+プロバイダー料 マンション:通常3,050円+プロバイダー料~ ※キャンペーンにより割引あり ※マンションタイプは契約数により料金の変動あり |
無線LAN、WiFiルーターのレンタルは無しとなります。必要に応じてご自身で用意することになります(無くてもネット接続は可能)。配線の方式に応じて、光配線かVDSL、LAN配線かによって速度が異なります。光配線方式であれば下り100Mbpsが出ますが、VDSL、LANの場合は100Mbpsに留まります。なお、この場合のプラン名は「フレッツ光ネクスト」となり、”ハイスピード”という名前がプラン名につきません。
フレッツ光ライトプラス
フレッツ光ライトプラスの基本的な特徴としては以下の通りです。
フレッツ光ライトプラスの特徴 | |
---|---|
通信速度 | 下り概ね100Mbps |
基本月額料金 | 通常3,800円~5,500円+プロバイダー料 |
利用した通信量に応じて変動する2段階方式の料金プランが特徴です。3000MB~8000MBの間で従量制度となり、それ以上の利用で最大料金適用となります。
フレッツ光ライト
フレッツ光ライトの基本的な特徴としては以下の通りです。
フレッツ光ライトの特徴 | |
---|---|
通信速度 | 下り概ね100Mbps |
基本月額料金 | 戸建て:通常2,800円~5,800円+プロバイダー料 マンション:通常2,000円~4,300円+プロバイダー料 |
利用した通信量に応じて変動する2段階方式の料金プランが特徴です。200MB~970MBの間で従量制料金となり、それ以上の利用で最大料金適用となります。
光コラボレーション
光コラボレーションはプロバイダーとフレッツの光回線がセットになった契約種別で、契約先はプロバイダーとなります。NTTのフレッツとしてのプランはギガファミリー/ギガマンションの定額制の内容と同等です。光コラボレーションの基本的な特徴は以下の通りです。
フレッツ光ネクストの特徴 | |
---|---|
通信速度 | 下り概ね1Gbps |
基本月額料金 | ※プロバイダー料金込み、プロバイダーによって月額料金は異なります 戸建て:4,000円台~ マンション:3,000円台~ |
主なキャンペーン | キャッシュバック、無線LANルーターのレンタル無料、出張設定サポート等 ※プロバイダーによりキャンペーンは異なります |
プロバイダーとフレッツ光回線がセットになった光回線が「光コラボレーション」のサービスです。実態はフレッツですが、プロバイダーが契約主体となります。
料金は基本的に定額制で「フレッツ光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション スマートタイプ」の内容と同等です。
メリットとしては、プロバイダー独自のキャンペーンを展開しており、実質安く利用できたり、サポート面で無料特典が用意されているなど、利用者にとって利用しやすい光回線となっています。
フレッツ光も契約は可能ですが、光コラボレーション型の光回線のほうがメリットが多いため、今後は光コラボレーションによる契約が主体となっていきます。
フレッツ光のオプションとしてテレビ、電話なども選べる
フレッツにはネット接続以外にオプションとして「ひかりTV」、「ひかり電話」などがあります。
以下、解説しますが、フレッツ光に加入するならフレッツ・テレビとひかり電話も利用しましょう。お得な面が多いです。
現在、NTTの電話、アンテナを使ってテレビを見ている方の場合は追加料金がかかることになるので利便性と料金を天秤にかけて考える必要があるでしょう。
フレッツ・テレビ
フレッツ・テレビはインターネット回線を使ってテレビ放送映像を受信し、テレビに配信する技術を使って自宅のテレビでいつもの地上波の放送などが見られるサービスです。
もちろん、BS/CSにも対応していますので標準で地上波、BSを視聴でき、オプション料金でスカパー、ひかりTV、WOWOW、hulu、Netflixなどのビデオサービスを視聴することが可能です。
本来、追加で配信機器を設置しなければなりせんでしたが、フレッツ・テレビならネット接続のためのOMUから映像を取得してくるので新しい機器を設置する必要はありません。
フレッツ・テレビの料金は月額660円となっています。アンテナ購入費、工事費を踏まえてどちらが良いか考えると良いですが、将来的な利用シーンを考えるとフレッツ・テレビのほうが利用の幅が広がりますのでフレッツ・テレビは利用するのをおすすめします。
ひかり電話
従来の固定電話とひかり電話とで利用面に大きな違いはありません。技術的にはIP電話となっているのでインターネットを介した電話という点、従来の電話の通信は異なりますが、110番・119番など使っていて違う点はありません。
電話機も従来使っていたものが使えないこともありえますが、その場合は電話機を無償貸与してくれます。
また、今使っている電話番号をフレッツを利用することで「番号ポータビリティ」制度を使って番号はそのままでひかり電話に移行することができます。
ちなみに、auひかりなどのKDDIで新規に電話番号を取得していたなどキャリアが異なる場合において、番号を移行できないことがあるので注意が必要です。
ひかり電話は通常月額500円から利用可能です。通話料はひかり電話同士、加入電話への通話で3分8円となっています。通常のNTTの電話より安いです。
携帯電話への発信も1分16円~と安くなっています。ドコモへなら安いのですが、KDDIやソフトバンクへの発信は高く設定されているのが通常です。
ひかり電話ならそれでも1分17.5円となっています。海外へ発信するのも安くなっており、アメリカ宛なら1分9円とかなり安いです。
以上のように従来の電話よりひかり電話にしたほうが通話料も安く利便性も変わりませんのでメリットが多いです。
フレッツに申し込むなら同時にひかり電話に切り替えるのも賢い選択です。
その他のフレッツ光のオプション
なお、オプションとしてはプロバイダーや代理店で独自に設定しているものがあり、安心サービスのようなサポート面を充実させたもの、セキュリティソフトの提供、U-NEXTやスカパー、WOWOWのようなオンデマンド映像配信、ルーターレンタルなどがあります。
それぞれ月額数百円で利用できますが、月額5,000円前後のネット料金に対して、いくつかオプションを加えるとオプション料金で25%コストアップにもなりかねませんので慎重に検討すべきでしょう。
フレッツ光プロバイダーおすすめ3選
光回線・光ファイバーで人気のフレッツ光をお得に契約できる方法を紹介します。以下の3つのプロバイダーから目的に応じて選ぶといいでしょう。
全国の代理店、プロバイダー含め数十社ある中から比較していますが、前提として、どういう目的で何を重視して選ぶかで、自分にとって一番得となるのは異なってきます。一つ言えるのは、適当で選んでしまうと数万円損することもあり得るということです。
フレッツのような自宅で使う回線の場合、数年間の利用を考えておられる方が多いため、途中で解約するのも億劫になります。また、転用と事業者変更が手軽にできるようになったとはいえ、やはりプロバイダーの切り替えは手間もかかることから慎重に選んだほうが良いです。
以下より、フレッツ光の契約でおすすめプロバイダーを3つ紹介していきます。
ビッグローブ光
月額料金 | 4,378円(税込)※マンション 5,478円(税込)※戸建て |
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セット割引 | auスマホ料金値引き UQモバイル料金値引き ビッグローブモバイル料金値引き |
契約年数 | 3年定期更新 |
工事費 | 実質無料 |
- 40,000円キャッシュバックと1年間値引きのどちらかを選べる
- v6プラス対応WiFiルーター無料レンタル(1年間)
- 工事費実質無料
- ひかり電話、ひかりTVも利用可能
ビッグローブ光をおすすめする理由
- 全国対応で高速通信、下り1Gbpsで利用可能
- IPv6による安定した通信が可能で対応無線LANルーターも0円でレンタル可能(1年間)
- フレッツとプロバイダーが一体となったワンストップのサービス提供
- ひかり電話やフレッツテレビもオプション追加可能
- キャッシュバックと割引キャンペーンのどちらかを選択可能
- auスマホならさらに割引「auスマートバリュー」適用可能
「BIGLOBE(ビッグローブ)光」はフレッツとプロバイダーがセットとなった光回線でマンション、戸建て向けに低価格で利用できる光ファイバー回線です。
ビッグローブ光の大きな特徴・特典としてキャッシュバックと月額割引を選べるようになっており、1年ほど利用すればマイページからの簡単な手続きでキャッシュバックが受け取れる点です。
キャッシュバック手続きが面倒な方や月の料金を安く抑えたい方はマンション・戸建てどちらでも適用される月額割引の特典も用意されています。厳密に計算するとキャッシュバックを受けたほうがお得になるのでキャッシュバックをおすすめします。
キャッシュバックなどビッグローブ独自の特典として標準工事費が無料になっています。
マンション、戸建てで30,000円前後必要な費用が毎月の割引として適用を受けられるようになっています。40ヶ月継続すれば全て無料となる考え方です。
サポート面ではビッグローブは元々NECグループでサポート面の満足度は高くなっています。他のサービスとしてBIGLOBE WiMAXやBIGLOBEモバイル(格安スマホ&SIM)など幅広く展開しており、初心者向けという意味でもおすすめできるプロバイダーです。
とくとくBB光
月額料金 | 3,883円(税込)※マンション 4,992円(税込)※戸建て |
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セット割引 | - |
契約年数 | 2年定期更新 |
工事費 | 無料 |
- 長期契約で6年目からさらに割引
- v6プラス対応WiFiルーター無料レンタル
- 工事費無料
- ひかり電話、ひかりTVも利用可能
とくとくBB光をおすすめする理由
- 全国対応で高速通信、下り1Gbpsで利用可能
- IPv6による安定した通信が可能で対応無線LANルーターも0円でレンタル可能
- フレッツとプロバイダーが一体となったワンストップのサービス提供
- 月額3,000円台~長期契約(6年目以降)ならさらに割引
- ひかり電話やフレッツテレビもオプション追加可能
- 工事費無料
「とくとくBB光」はフレッツとプロバイダーがセットとなったGMOインターネットが提供する光回線でマンション、戸建て向けに低価格で利用できる光ファイバー回線です。
とくとくBB光の大きな特徴・特典としてキャッシュバックはありませんが、毎月の料金が安く抑えられており、マンションなら月額約3,800円で利用が可能です。
GMOのとくとくBB独自の特典として標準工事費が無料になっています。そして、長期契約、6年目以降も使い続ければさらに安くなります。
GMOではとくとくBB WiMAXも展開しており、こちらはWiMAXで最安を誇るサービスで人気があります。
So-net光プラス
月額料金 | 4,480円(税込)※マンション 5,580円(税込)※戸建て |
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セット割引 | auスマホ、UQスマホ料金割引 |
契約年数 | 2年定期更新 |
工事費 | 実質無料 |
- キャッシュバック最大60,000円
- v6プラス対応WiFiルーター無料レンタル
- 工事費割引により実質無料
- 無料訪問サポート
- auスマホ料金やUQスマホ料金が割引になる
So-net光プラスをおすすめする理由
- 全国対応で高速通信、下り1Gbpsで利用可能
- IPv6による安定した通信が可能で対応無線LANルーターも永年無料でレンタル可能
- フレッツとプロバイダーが一体となったワンストップのサービス提供
- キャッシュバック+工事費実質無料
- ひかり電話やフレッツテレビもオプション追加可能
- au利用者はスマホ料金が安くなる
「So-net光プラス」はフレッツとプロバイダーがセットとなったソニーグループのソネットが提供する光回線でマンション、戸建て向けに低価格で利用できる光ファイバー回線です。
So-net光プラスの大きな特徴・特典として高額キャッシュバックと工事費(実質無料で)が料金に含まれている点です。
So-net光プラス独自の特典として無線LANルーターの永年無料特典やセキュリティサービス「S-SAFE」が無料で使えるなど初心者にも安心して利用できる光回線となっています。
フレッツ光の契約について検証
フレッツ光はどこで契約するのが一番良い?
ネット初心者の方にとってはどこで契約しても同じと思われがちですが、フレッツ光を販売する業者はたくさんあり、キャンペーン内容はそれぞれ異なっています。
大きく分けて販売業者は3つの種類に分けられます。どこで契約するのが良いかということですが、近年はプロバイダーによって回線が重い軽いといったことが少なくなってきたことから、「実質かかる費用が安い、一番お得に契約できるところ」を考えて契約すべきです。
フレッツ光の契約先
- フレッツ光公式サイト
- フレッツ光の代理店(実店舗またはWebサイト)
- プロバイダー公式サイト
- プロバイダーの代理店公式サイト
これらの4種類からどこが一番お得かを考える上でポイントとしては以下の図の通りです。
光回線選びの重要ポイント
必ずしも公式サイト経由が一番お得というわけではありません。以下、それぞれ解説します。
フレッツ光の公式サイトはお得なのか?
NTT東日本、NTT西日本のフレッツ光の公式サイトから申し込むことで煩わしいキャンペーンの条件などない上に、とにかく安心して利用できるというところがメリットとしてあります。
ただし、キャンペーン内容は後で解説する代理店やプロバイダーが直接フレッツを販売している内容に比べてキャンペーンは皆無なのでお得さは薄いでしょう。
さらに月額料金においても多少割高感はあります。
通常、戸建てのマンションもフレッツの月額料金に加えて、プロバイダー料を別途支払う必要があり、NTT東日本の管轄で戸建ての利用で月額4,600円(2年間料金、その後は5,700円)、プラスしてプロバイダー料金を月額500円~1,000円程度支払う必要があります。
さらに、工事料金や契約料により20,000円程度必要になります。また、マンションと戸建てといった利用条件次第で料金は変わってきますのでご注意ください。
フレッツ光の契約例 | |
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利用条件 | 東日本地域在住 住居:戸建て 高速通信かつ自宅で無線LAN利用を希望 |
商品名 | フレッツ光 ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ |
契約先 | NTT東日本 |
月額料金 | 4,600円 ※ギガ推し!割引で30ヶ月割引、にねん割(2年契約時の割引)適用 ※キャンペーン終了後は5,700円 |
キャンペーン | 「ギガ推し!割引」で30ヶ月割引適用で月額300円割引 「にねん割」で700円割引 「マンスリーポイント」でポイントを料金支払に適用可能 |
プロバイダー料金 | BBエキサイト:500円 ニフティ(@nifty):1,000円 Asahiネット:780円 BIGLOBE(ビッグローブ):1,200円 DTI:951円 hi-ho:1,200円 OCN:1,100円 plala:1,000円 ソネット(So-net):1,000円 WAKWAK:950円 |
初期費用 | 契約料:800円 事務手数料:3,300円 その他、工事費用の初回費用が別途必要 |
工事費 | 18,000円=3,000円+500×30回 |
月額利用料金(実質) | ※基本料金+プロバイダー料金+工事費 5,600円~6,300円 |
以上のようにフレッツ光を公式サイト経由で申し込む場合は大きなキャンペーンがないため戸建てのギガファミリー・スマートタイプで安くても工事費込みで5,600円~となっています。
それでも公式との契約ならサポート面の安心はありますので、ネットのことがよくわからないような初心者の方は公式からのほうが確実かもしれません。
フレッツ光の代理店での契約はお得か?
NTTは自社以外の販路を確保するために代理店を設けています。ホームページ等にNTTフレッツ光の「正規代理店」と記載があるので公式サイトではないことを確認してみてください。
一見、公式サイトのように見える色使いでウェブサイトで申し込みを受けていますが、公式サイトとの大きな違いはキャンペーンを大きく打ち出している点です。
実際、代理店でフレッツ光の契約が取れればバックマージン(手数料)をもらっていますが、その手数料収入はかなり高額のため代理店でのキャッシュバック等のキャンペーンを行っても利益が取れるので、キャンペーン内容で他の代理店と競い合っている状況です。
利用者側とすれば同じフレッツであれば代理店経由で申し込んだほうが実質安く利用できます。
ただし、代理店のキャンペーンとして例えばキャッシュバックを受けるには複数のハードル、条件があり、それをクリアするのが難しいことがありますので注意が必要です。
キャンペーンによくある縛りや条件
- 即日申し込み完了
- 指定のプロバイダーと契約
- 指定のオプション同時申し込み
第一に、即日申し込みを完了させる必要があります。ウェブサイトからの申し込みを必要項目を滞りなく記入し、に申し込みを完了させましょう。
第二に、決められたプロバイダーを選択する必要があります。今まで使っていたプロバイダーをそのまま使いたいということは出来ません。
最後にオプションの同時申し込みが最大の縛りとなっています。代理店毎に異なりますが、解約できるタイミングや違約金などを確認する必要があります。もちろん、そういった縛りや条件がない代理店もありますので探してみるのもいいでしょう。
フレッツ光は光コラボレーションがおすすめ
最後にプロバイダーが販売するフレッツ光についてです。
現在主流となっているのはプロバイダーとフレッツを別々に契約する従来型の契約方法ではなく、「光コラボレーション」という形でNTT東日本、NTT西日本の光回線の貸与を受けたプロバイダーがワンストップでサービスを提供する形です。利用者にとっては契約先が一つになって問い合わせなどもプロバイダーへ連絡すれば良いのもありますし、契約も支払も一つなので楽です。
通信品質においても向上しています。IPv6とIPoEという通信技術を用いてどんな時間帯、地域でも混雑しない安定した通信ができるようになりました。
シンプルな料金体系となって、通信品質も向上した光回線サービスが光コラボレーションです。
なお、従来の契約は「with フレッツ」という名称でよく販売されていました(今も販売は継続していますが、光コラボレーションとして売出し中です)。申し込みはプロバイダーから行えますが契約はNTT側とプロバイダー側で実際には分かれるなど手間もかかっていました。
それが光コラボレーションという形となって利便性が向上するだけでなく、通信品質も安定したことで現在のおすすめは断然、光コラボレーションのサービスです。プロバイダーによっては光コラボレーションという名称を使っていないところもあるのでサービスの内容、契約先は確認しておいたほうが良いでしょう。
以下はプロバイダー契約における光コラボレーションと従来のフレッツを比較した表です。
種別 | 特徴 |
---|---|
光コラボレーション | 通信速度:概ね1Gbps 通信技術:Ipv6+IPoEにより混雑緩和 料金プラン:定額制 |
withフレッツ(従来型) | 通信速度:100MBps~1Gbps(プランにより異なる) 通信技術:PPPoE 料金プラン:フレッツ光ネクストなど |
プロバイダーとフレッツがセットになった光コラボレーションは、NTTフレッツ光のプランを選ぶというより、基本的には戸建てかマンションを選んで決めていくことになります。
光コラボレーション型でも代理店経由で申し込めます。代理店とプロバイダー直接契約との違いですが、代理店は基本的にNTTかプロバイダーかということなので、どこを経由して契約するかどうかの違いです。
もう1点、代理店とプロバイダーの光コラボレーションの違いはキャンペーンにもあります。キャンペーンの条件はプロバイダー公式ほうが比較的条件は緩く、基本的に誰でも適用されます。
キャッシュバックであればキャッシュバックのタイミングの時期がくれば、その案内に従って申し込めばすぐに現金を振り込んでくれます。代理店のほうが内容は充実していますが、若干条件が厳しいこともありますので注意してください。
フレッツ光の解約について
フレッツ光は通常、自宅等で利用するという性質上、長期に渡って利用することを前提に販売業者も利用者も考えています。
通常、フレッツ光の契約プランは2年単位の自動契約更新となっており、契約期間中の途中解約は契約解除料(違約金)が発生します。携帯電話と同様に契約時期に応じて解約可能月が設定されており、その指定された月で解約すれば解約料は発生しません。
解約料はNTT東日本のフレッツ光で戸建て9,500円、マンションタイプで1,500円となっていましたが、2022年の電気通信事業法の改正により、解約に伴う契約解除料は1ヶ月料金を上限とするようになったため解約はしやすくなりました。
これにより、利用者は解約して別の事業者のサービスを気軽に使えるようになります。加えて、事業者はより長く使ってもらえるサービスを提供するなど競争意識が高まり利用者の利便性向上につながっていきます。
ただし、工事に係る分は工事料の解約すると残債を一括で行う必要があります。
工事費用は2年や3年という単位で毎月分割して組み込まれているため、将来解約する可能性が少しでもある場合は解約可能月が何月になるかは把握しておきましょう。
フレッツ光を選ぶときはキャンペーンや料金で選ぶ
フレッツ光はこのページで紹介したように公式サイト、代理店、プロバイダーなどたくさんの販売業者があり、料金、キャンペーンも複雑化しています。 それに加えて、ベースのプランが6種類あるだけでなく、インターネット接続だけでなく電話も使いたい、テレビも見たいという目的を考えると、どう選べば良いか分からなくなってきますよね。
考え方をシンプルにすると以下の手順で考えてみてください。
フレッツ光は光コラボレーションを念頭に以下の観点で選ぶ
- インターネット接続における通信速度
- 料金の安さ
- キャンペーンの充実度
- サポートの充実度
- テレビや電話を使うか否か
率直に言うと、フレッツの公式で直接申し込んでも良いですが、安く使う、通信料金を節約するという観点では必ずしも最適とは言えないでしょう。
現在のフレッツ光の契約は代理店またはプロバイダーによる光コラボレーションでの契約が主流です。
代理店としてはフレッツ光として公式サイトのプランと同じものを契約できるタイプと光コラボレーションとしてプロバイダーとフレッツがセットになったもの販売しています。
どちらもキャンペーンの主体はキャッシュバックで金額で代理店同士で競い合っています。利用者側の目線としてはキャッシュバックを受け取るまでの条件や時期など単純に金額で決めないほうが良いでしょう。
代理店経由の場合はどうしても条件が厳しくなるので初心者の方は、プロバイダーが販売しているフレッツ光の光コラボレーションがおすすめです。
ドコモ光、auひかりやソフトバンク光と比較してフレッツ光はおすすめ?
細かいサービスの違いはドコモ光、auひかりやソフトバンク光で異なりますが、大きな枠組みとして光回線を使ったインターネット接続サービスという意味ではほぼ同一です。最終的には、月額料金やキャッシュバックなどのキャンペーンの充実度、使っている携帯電話が割引になるか否か、サポートやネット利用の利便性など総合的に判断するべきです。
当サイトではドコモ光、auひかり、ソフトバンク光、フレッツ光で代理店やプロバイダー含め、横断的に比較していますので毎月更新されるキャンペーン情報をご確認いただき、今一番お得に利用できるプロバイダーをインターネットプロバイダーおすすめ4選も参考にしてみてください。