2022.05.23
iPhone等のテザリングとWiMAXはどっちがお得?メリットデメリットも解説
iPhone等のテザリングとWiMAXの利用で得なのは?本記事ではテザリングとWiMAXだとどちらが節約できるのかを徹底検証!
料金・価格だけでなく利用シーンの面においても比較してメリット・デメリットを解説します。
KDDIグループ企業で勤務していたインターネットプロバイダー(ISP)の元社員。これまで10社以上のモバイルWiFiを利用した経験も踏まえて光回線やWiMAX、ポケットWiFiなどのお得な契約方法と便利な使い方を発信中。
そもそもテザリングとは?メリットとデメリット
携帯電話を中継機器、Wifiモバイルルーターのよう形として使うことでその機器を通じて他のコンピュータ(パソコンなど)をインターネットに接続できるようなる機能です。
携帯電話会社のテザリングを使うメリット・デメリット
メリット
- テザリング可能な携帯電話だけ持っていれば手持ちのノートPCなどをインターネットに接続できる
- テザリングを契約すれば通信料としてパケット定額料が値下げされる(詳細はドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式サイト参照)
- LTEの高速通信がテザリングによって他の機器も通信速度が速くなる
デメリット
- 利用料やテザリング利用の申込みが必要な場合がある
- 月間の通信料(パケット定額)は比較的高額となる
- 通信量の制限を気にする必要がある
- iPhoneの電池の消耗が促進されてしまう
メリットとしては外出時に使用したいPC等のほか、持ち物が携帯電話のみでよく身軽であることが挙げられます。
その他キャリアによってはテザリングを契約することで通信料が値下げされるプランも。詳細は各キャリアの公式サイトを参照ください。
一方でデメリットとしては通信制限が起きる可能性と、通信料の問題が挙げられます。近年大容量の通信が可能なプランもあるのでテザリング目的の場合はプランの見直しをするといいでしょう。
WiMAXを使うメリット・デメリットは?
続いて携帯電話のデータ通信ではなく、WiMAXを利用した場合のメリットデメリットを紹介します。
メリット
- WiMAX+5Gなら通信量制限がない(無制限で利用可能)
- 月額4,000円前後のためドコモ等の携帯電話キャリアのデータ通信サービスより安い
- 通信量の制限が無いので減速することはない
- iPhoneの電池の消耗を気にする必要はない
デメリット
- データ端末となるWiMAXモバイルルーターを常に持ち歩く必要ある
- データ端末側の電池が無くなると利用不可
メリットとしては通信制限がないこと、価格も月額4,000円前後とキャリアの大容量プランより安いのが魅力です。
一方でルーターを持ち歩く必要があるので荷物が増えるのはデメリットとなります。
しかし通信をWiMAXで賄うにしても、キャリア通信のプランの契約は普通に行うことになります。
そのためWiMAXを別途契約したとしても通信料は別に支払う必要があることは留意しましょう。
理想としてはスマホを携帯電話会社で契約している場合格安SIMに乗り換え。大容量・高速通信を行う場合はWiMAXを使うようにするのが良いでしょう。
テザリングとWiMAXどっちを使うべき?
メリットデメリットがわかったところで、自分の生活スタイルにはどちらが合うのでしょうか?それぞれどんな人におすすめなのか紹介します。
- 外出先、自宅外にてノートパソコン等で簡単なメールチェック、調べ物などインターネットサーフィンを行う方
- ゲーム機器などの接続はたまにしか利用しないという方
- テザリングを利用して動画など重いファイルの送受信は行わない方
- 自宅でも日中帯もインターネットアクセスする方
- インターネットを介して動画やゲームを日常茶飯事、楽しんでいる方
- とにかく通信料を節約したい方
月額料金においては例えばドコモの5GギガホプレミアならWiMAXよりも携帯電話キャリアのテザリング利用のほうが高く、年間の費用で計算すると20,000円程度、iPhone テザリングとして使ったほうが高くなります。
料金を気にするのであればiPhoneはSIMフリーのものを使って安い格安SIMを搭載し、大容量で高速通信を使う場合はWiMAXと接続して使うのが良いでしょう。
一日中テザリングを使うヘビーユーザー(自宅のインターネット回線の代わりにするなど)の場合はiPhoneの携帯電話サービスでテザリングは利用すべきではなくWiMAXのほうがおすすめです。
ネットの使用方法によってWiMAXとテザリングは選ぼう
テザリングは通信量が増えるはずなので通信制限に引っかかる可能性があります。
一番のポイントは、通信量制限がないギガ放題なら思う存分使えるということ。ヘビーユーザーならWiMAXを使うと通信制限もなく便利です。
自宅にネット環境がない場合はWiMAXを、外出先で軽い作業を行うだけならテザリングで十分でしょう。